erole
護衛?(ゆるる)
(恋焦がれる相手が同じ部屋の中にいて無防備な姿を晒している。一線を越えることは許されない間柄だからだろうか、こちらを信頼しきったその様子に内心で苛立ってしまう。必要以上に身を寄せ、触れてくるその温もりや匂いにどれだけ理性を揺さぶられ、欲を掻き立てられているかなんて想像もしていないのだろう。正面から抱きついてきた自分よりだいぶ小柄な相手の両手を掴み、柔らかなソファの上へと押さえつけ、ほんの少し脅かすつもりでその身体を覆うように身を寄せると耳元で囁き) ……いくら何でも気を抜きすぎだな。意識されていないのは自覚していたが、これは些かいただけない。君はもう少し、人を……私を疑うべきだよ。
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続き
義妹
(両親が事故で亡くなり幼い頃に遠縁の親戚である彼の両親の元に引き取られたのは10年ほど前。無事成人し手が離れたばかりの息子しかいなかった彼の両親は、突然引き取る事になった私を実の娘のように慈しみ育ててくれた。それは彼も同じで突然自分の家族に加わった私をまるで実の妹のように可愛がってくれたから、実の両親を亡くし塞ぎ込みがちだった私は自分でも驚くべき早さで笑顔を取り戻す事ができた…筈だった───それなのに何故いま私は、彼に押し倒されているんだろう?と身体に加わる衝撃というより、まるで普通の男女のように押し倒されてる現状への衝撃や驚きに目を大きく見開いてしまい)?!気を…抜きすぎって言われても…だって、お兄ちゃんはお兄ちゃんだし…ほら…今日だって一人暮らし始めるための荷解きを手伝いに来てくれたんでしょ…?まぁ、その…ちょーっと薄着のまま対応したのは反省してるけど…(あれから時は流れ、今年から晴れて大学生になる私はアパートの一室で荷解きに追われてる最中。どうせ作業中に暑くなるからとショートパンツにブラタンクだけの姿で手伝いに来てくれた彼を迎え入れたのは確かにちょっと良くなかったかもと反省し、もごもごと言い訳っぽく呟きつつ手首を解こうとする。けれど普段なら直ぐさま頭をくしゃっと撫でてくれる手はピクリともしないまま……それどころかギシ、と二人掛けソファーを軋ませ更に身体同士が密着すると、今まで聞いた事もないような甘く低い声で囁かれた途端ビクッ…♡と思わず身体を跳ねさせ息を飲んでしまい。まさかね、でも…と取り留めない思考をぐるぐるさせては自分の早まる鼓動にまで動揺しつつ、喉の奥から搾り出すような声で彼にもう一度呼びかけて)…っ……ねぇ…手、痛いよ……離して…
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